毎日たっぷり猫まみれ４

親子で暮らしている家族を捕獲する時、たいてい子猫が１匹捕まらず残ってしまう事はよくあります。
一昨年津久井での子猫３匹。
ママは２カ月ほど前にTNR済のケースでした。
朝から始めて子猫２匹は順調に捕まり、あと１匹というところで午後になり私は都下の会社に打ち合わせで行かねばならず、エサやりさんに捕まったら電話くれるように頼んで捕獲器をかけたままお願いしてきました。


ところがママが捕獲器に入りそのままにしておいてくれればいいのに逃がしてしまったのです。
電話もなくご近所さんで決めたそうですが、案の定危険を感じたママはその最後の１匹を連れて引っ越してしまったのです。


チラシを配って情報を集めましたが、子猫が昨日鳴いていたという連絡があったきり手がかりもなく今に至っています。



ボンネット現場では生後１カ月くらいの子猫が３匹という情報で、念のため捕獲器も３台しか積み込まないで駆けつけました。
が実際は２か月過ぎの子猫が５匹いました。
ボンネットの子は助け出し、４匹は捕獲。
子猫をおとりにしてママを捕まえようと、最後の１匹を捕獲器から小ケージに移動の時にわずかなすき間から出てしまいました。
その後ママと合流したものの子猫だけ姿が見えなくなってしまいました。

もしかしたらめったに動かさないという車のボンネットの中にいるかもしれませんが、生きていることは絶望的だと思います。
あのまま捕獲器から出さなかったらと悔やまれてなりません。
ボンネットくんの救出で頭が冷静でなかったこと、そのさなかでの子猫４匹の捕獲に踏み切ったこと、もういい加減ママ猫を捕獲しなくてはという焦り、すべてが悪い方に働いてしまいこんな犠牲が出てしまいました。




ママもようやくTNRすることができました。




そして同じく去年から関わっている現場。
今回も出産し５匹の子猫のうち１匹は欲しい方が連れて行かれ、１匹は中学生らしい男の子が連れていき、３匹は保護。
エサやりさん方が１カ月前のことだそうです。
ですが保護した子猫とママ猫が家の中と外で鳴き合い、結局子猫を外に出してしまったそうです。

１カ月後に相談が来て（もっと早く言ってよと( ；∀；)）子猫３匹保護。
ママはTNR.


うららとにしき



エサやりさんが預かっている女の子。

まだ捕まっていない最後の１匹は、連れ去られたものの数日後に元に戻されていたらしいのです。
臭いが違うと兄妹たちもこの子と距離をとっていたそうです。


この子を捕まえるべくチラシ配布をしていますが、情報がありません。
親子を捕獲した場所では姿を見せなくなり、貸していた捕獲器は返されました。
このままではこの子が女の子だとしたら春には子猫を生み結局元の木阿弥になってしまいます。
そして何よりも他の兄妹全員が保護されて幸せの切符をつかんだというのにこの子は寒い冬を外で過ごさねばなりません。ママと一緒にいるのか？もわかっていません。


関わった者はずっとずっと引きづります。
全員幸せになってほしいのに最後の１匹が捕まらなければあれやこれやと心配し気になって仕方ありません。
気持ちを切り替えることなんかできません。
見捨てることも出来ないのです。


神頼みしかできないことが悔しくてなりません。



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